減価償却の全体像を教科書の流れで解説
ここからは、effbokiの実際の教科書を使って、減価償却の「目的・用語・計算・記帳」の全体像を順番に振り返っていきましょう。
全体像(俯瞰図・構造マップ)
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1. 減価償却とは?(何のためにやるの?)
一言でいうと、長持ちする資産を買ったとき、その費用を「使った期間」に分けてピッタリ配分するルールです。
💡 目的(なぜやるのか?)- 利益を正しくする(費用収益対応):売上に貢献してくれた年ごとに費用を分けて、成績を正しく見せるため。
- 資産を盛りすぎない:古くなった資産を「新品と同じ価値です」とウソをつかず、今の本当の価値に近づけるため。
- 年ごとの比較をしやすくする:買った年だけ費用がドカンと跳ね上がるのを防ぐため。
2. 絶対に覚えるべき4つの重要キーワード
計算や仕訳に登場する、メインキャラクターたちです。
| 用語 | 意味(一言でいうと) |
|---|---|
| 取得原価 (しゅとくげんか) |
買ったときの値段(本体代 + 使えるようにするための付随費用) |
| 残存価額 (ざんぞんかがく) |
使い終わったあとに、最後に残る予定の価値(引くのを忘れない!) |
| 耐用年数 (たいようねんすう) |
その固定資産を使える予定の年数 |
| 帳簿価額 (ちょうぼかがく) |
帳簿にいま残っている、実質的な「いまの価値」 |
3. 計算式(定額法)の2ステップ
減価償却の計算は、「1年分の基本料金を出す」→「使った月数で調整する」のシンプルな2ステップです。
年の途中で買った場合、1年目だけは「実際に使った月数」だけを費用にします。
4. 決算の仕訳(直接法と間接法)
計算した金額を帳簿に書くルールです。簿記3級の主役は間接法です。
| 比較項目 | 直接法(ダイレクトに削る) | 間接法(3級の主役:別に貯める) |
|---|---|---|
| 考え方 | 固定資産の金額から直接引く。 | 買った金額は残し、減った分を別の勘定科目に貯める。 |
| 仕訳 | (借)減価償却費 XXX /(貸)備品 XXX | (借)減価償却費 XXX /(貸)減価償却累計額 XXX |
| 勘定科目 | 貸方は、備品など「資産の減少」 | 貸方は、資産を間接的に引く「マイナス専用の勘定科目」 |