固定資産売却の仕訳【直接法】|帳簿価額と売却損益を例題で確認
この記事の目次
まず、ここだけ押さえよう
直接法の売却では、売る時点の帳簿価額を貸方に書き、固定資産の残高を取り消します。売却代金との差額が、売却益または売却損です。
直接法では、毎年の減価償却で備品などの金額を直接減らしています。だから売却時に消すのも、買ったときの取得原価ではなく、減価償却後の残高です。
- 固定資産を帳簿から取り除く
備品などを貸方へ、売却時点の帳簿価額で記録します。
- 売却代金を記録する
現金で受け取ったなら、借方に現金を記録します。代金が後払いなら、未収入金など取引に合う科目を使います。
- 差額を売却益・売却損にする
代金が帳簿価額より多ければ貸方に固定資産売却益、少なければ借方に固定資産売却損を記録します。同額なら損益は出ません。
売却代金 − 売却時点の帳簿価額 = 売却損益
期中に売る場合は、先に売却までの減価償却を反映します。売る日の帳簿価額にそろえてから、代金と比べることが、計算と仕訳の共通の出発点です。
詳しい解説
固定資産の売却(直接法)
Step 6:売却②/除却②(減価償却している有形固定資産の売却、除却)
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2 売却の仕訳紹介
売却の仕訳では、まず帳簿価額(いまの価値)をつかみ、それを売却代金と比べます。
直接法と間接法では、帳簿からの固定資産の消し方(見え方)が違うため、仕訳の形が少し変わります。
固定資産の勘定科目の数字がそのまま「いまの価値(帳簿価額)」になっているので、それをダイレクトに消去します。
1 直接法:売却益
帳簿価額400,000円の備品を、450,000円で現金売却した。
直接法なので、現在の備品勘定の金額は、買ったときの値段ではなく、帳簿価額の400,000円になっています。
400,000円の価値のものを450,000円で売ったので、引き算をして50,000円の得をしたことがわかります。
貸方(右側):備品を手放したので、資産の減少として貸方に「備品」を記入し、帳簿から消去します。ここで書く金額は、いま現在の価値(帳簿価額)である400,000円です。
借方(左側):代金を現金で受け取ったので、資産の増加として「現金 450,000」を記入します。
差額の処理:左右の合計を比べると、借方(左)が45万円、貸方(右)が40万円となり、右側が50,000円足りません。この差額を、収益の発生として貸方に「固定資産売却益」と記入します。
3 直接法:売却損
帳簿価額400,000円の備品を、300,000円で現金売却した。
直接法なので、現在の備品勘定の金額は、買ったときの値段ではなく、帳簿価額の400,000円になっています。
400,000円の価値のものを300,000円で売ったので、引き算をして100,000円の損をしたことがわかります。
貸方(右側):備品を手放したので、資産の減少として貸方に「備品」を記入し、帳簿から消去します。ここで書く金額は、いま現在の価値(帳簿価額)である400,000円です。
借方(左側):代金を現金で受け取ったので、資産の増加として「現金 300,000」を記入します。
差額の処理:左右の合計を比べると、借方(左)が40万円、貸方(右)が40万円となります。ただし、借方には現金30万円しか入っていないため、残りの100,000円を費用の発生として借方に「固定資産売却損」と記入します。
よくある質問
直接法の売却で、取得原価をそのまま消さないのはなぜですか?
直接法では、過去の減価償却で固定資産の残高をすでに減らしているからです。売却時には、その時点で帳簿に残っている帳簿価額を取り消します。
売却代金を後で受け取る場合も、現金を使いますか?
まだ受け取っていないので現金は使いません。未収入金など、取引内容と問題の指定に合う科目で、代金を受け取る権利を記録します。
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疑問が生まれた、その画面で質問
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気になる一文を選び、「もっと簡単に」「他の例えで」「なぜ?」と聞き直す。解説とAIの回答を見比べながら、疑問が生まれたところで理解を深められます。教科書を読む、分からないところを聞く、続きを学ぶ。その流れが、一つの画面でつながります。
図解と動く解説で、解き方が見えてくる
疑問や問題に合った図解を生成
解答を読んでも、「どの数字を、どこに書けばいい?」で止まってしまう。簿記には、文章に加えて、数字のつながりや解く順番を図で見るからこそ、つかめることがあります。effbokiの簿記専門AIは、T字勘定やタイムテーブルなど、あなたの疑問や問題に合った図解を生成します。
答案を埋める順番まで、目で追える
どの数字を使い、どの順番で答案の空欄を埋めるのか。図と言葉で説明しながら、解き方を順番に示します。動く解説で途中の流れを目で追えるから、文章だけでは見えなかった解き方が見えてくる。自分がどこでつまずいていたのかも、整理しながら学べます。
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答えだけでなく、理由や考え方まで
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問題は画像でも送れます。「この空欄はどう求める?」「この数字はどこから出てきた?」「私の解き方はどこで間違えた?」と、今つまずいているところから聞いてみてください。教科書の文章への質問も、画像で送る問題や自分の解き方の相談も、教科書と同じ画面のAIへ。あなたが止まっているところから、解き方を一緒に整理できます。
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勉強中の疑問を、そのまま講師へ
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同じ解説を読んでも、納得できるところ、引っかかるところは人それぞれです。講師とのやり取りで今の理解を確かめ、あなたに必要な説明を届けます。疑問を一つずつ解きほぐし、覚えた知識を、自分で考えて使える理解へつなげていきます。
質問への答えが、あなたに合う形で届く
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- 著者
- effboki編集部
- 監修
- effboki代表清水 和
- 更新日
この記事は、簿記3級・2級の学習者がつまずきやすいポイントを、教材設計と質問対応の観点から整理しています。