Step 2:資産(Assets)
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📖 定義: 現金のほか、将来お金を受け取ることのできる権利など。
会社にとってのプラスの財産です。例えば、現金や預金のような「お金そのもの」、売掛金のような「これからお金になる権利」、建物や備品のような「仕事に使うモノ」です。
1 3つの分類(流動資産・固定資産・繰延資産)
BSの左側に入る「資産」。現金や商品、建物など、会社にとっての「現時点にあるプラスの財産」であることは学びましたね。
しかし、ひとくちに「資産」と言っても、その性質はまったく違います。たとえば、「明日すぐに支払いに使えるレジの現金」と、「これから何十年も使い続ける予定の自社ビル」を、ただ「資産」として同じ箱に混ぜてしまったらどうなるでしょう?
もし「会社の資産は全部で1億円あります!」と言われても、中身を開けてみたら「9,900万円は売ることのできない建物で、今すぐ使える現金は100万円しかない」という状態だったら、明日の支払いに困って会社が立ち行かなくなってしまうかもしれません。
会社の健康状態を正確に知るためには、「トータルでいくらあるか」だけでなく、「いざという時、すぐに使えるお金がどれくらいあるか」がとても重要になります。
そこで簿記の世界では、資産をさらに「3つのグループ」に分類してBSに記録するルールになっています。
まず、現金や建物といった「財産」を、「1年以内に現金になるか?(すぐ使えるか)」、それとも「1年を超えて長く使うか?」という基準で真っ二つに分けます。
1年以内に現金になるもの ➔ 流動資産(りゅうどうしさん)
1年を超えて長く使うもの ➔ 固定資産(こていしさん)
そしてもう一つ、少し特殊な「第3の資産」が存在します。それが「繰延資産(くりのべしさん)」です。
これは現金や建物のような「売ってお金になる財産」ではありません。「すでに支払ってしまった費用」です。
すでに支払った費用なら、普通はそのまま「費用」になりますよね。でも、たとえば会社を立ち上げるための初期費用(創立費)など、「今年お金は払ったけれど、その効果が来年も再来年も、未来に向かって長く続いていく特別な支出」があります。
簿記の世界では、「未来の会社に良い効果をもたらすパワー(価値)がまだ残っているなら、それは会社にとっての一つの財産(資産)と考えてもいいよ!」という特別なルールが認められています。だからこそ、本来は費用であっても「繰延資産」という名前をつけて、資産の仲間にいれることができるのです。
このように、資産は「1年基準」と「特殊な費用」という視点で、以下の図のように「流動資産」「固定資産」「繰延資産」という3つの仲間に分けられます。
資産の中に流動資産・固定資産・繰延資産の三つの種類があるということがわかればok!!