簿記の勉強方法 / 学習ガイド

簿記の復習のやり方問題集を何周しても解けないときの見直し方

問題集を何周しても、答えの形だけ覚えてしまう。復習で確かめたいのは、正解を覚えているかより「もう一度、自分で判断できるか」です。まず一問を選び、取引・科目・増減・左右のどこで迷ったかを分けてみます。

この記事では、現金を借りる仕訳を例に、考える順番をたどり直す方法を紹介します。間違えた理由を一行残し、次の一問で確認するところまでが復習です。

この記事のポイント

間違いの原因を一つに絞り、判断を再現する。

簿記の復習は、取引・科目・増減・左右の順番をたどる

「現金を100円借りてきた」という取引を考えます。正しい仕訳は、借方に現金100円、貸方に借入金100円です。復習では、この形を写す前に、どう考えたかを確認します。

出来事→科目→グループ→左右

  1. 現金が増えた。同時に、返す義務も増えた。
  2. 増えた現金は「現金」、返す義務は「借入金」で表す。
  3. 現金は資産、借入金は負債に分類する。
  4. 資産の増加は借方、負債の増加は貸方に記録する。

科目のグループには、増加を記録する側という基本の位置があります。資産だからいつでも左、ではなく、「資産が増えたから左」と増減まで確かめるのが大切です。

簿記の復習メモには、間違えた理由を一行で残す

間違いを見つけたら、取引の読み取り、科目の選択、増減の判断、左右や金額のどこでずれたかを分けます。正解を書き写すだけでは、自分の弱点が残りません。

復習メモの例

「借りた現金を収益だと思った。入金でも、返す義務があるので借入金。次は、お金の増加と利益を分けて考える。」

メモは長くなくて大丈夫です。次に同じ判断をするときに、何を確かめればよいかが分かる一行にします。

答えを隠して、別の一問で使ってみる

解説に納得したら、そのまま次へ進む前に、答えを隠してもう一度考えてみます。さらに金額や条件の違う基本問題を使うと、答えだけを覚えていないか確かめられます。

簿記の「センス」は、生まれつきの才能というより、取引を分解して判断する練習の積み重ねです。最初はゆっくり、科目の性質と増減を指差し確認するくらいで構いません。

短い復習でも、自力で考える時間を入れましょう。次の学習の最初に一問試し、まだ迷うところを優先して戻ると、復習する範囲を絞れます。

よくある質問

簿記の復習は毎日必要ですか?

短時間でも、前日に間違えた問題だけ確認すると効果が出やすいです。

復習ノートは作るべきですか?

長いまとめではなく、誤答原因を1行で残すノートがおすすめです。

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著者
effboki編集部
監修
effboki簿記学習設計チーム
公開日
更新日

この記事は、簿記3級・2級の学習者がつまずきやすいポイントを、教材設計と質問対応の観点から整理しています。