! 超重要:「利益」が「財産」に変わる瞬間
ここで、多くの初学者が勘違いしやすい「タイミング」について解説します。
皆さんは、「商品を売って利益が出た瞬間」に、純資産(繰越利益剰余金)が増えていると思っていませんか?
実は、まだ増えていません。
「当期純利益」が「繰越利益剰余金(純資産)」に移動するのは、この「仕訳③」を切った瞬間だけなのです。
当期純利益が純資産(繰越利益剰余金)へ移動するのは、Step 4「帳簿の締切」で決算振替仕訳を切ったタイミングです。
つまり、Step 3「決算整理後試算表の作成」の段階では、まだ純資産(繰越利益剰余金)に当期の利益(当期純利益)は入っていません。
-
決算整理後 試算表(T.B.)の段階:
まだ「繰越利益剰余金」は去年のままの数字です。当期の利益はまだ含まれていません。 -
決算振替仕訳(仕訳③)の瞬間:
ここで初めて、収益と費用の差額が「純資産」の箱に注ぎ込まれます。
この瞬間、当期の利益が「会社の財産」に確定します。
この「決算振替仕訳」こそが、P/L(今年の成績)からB/S(会社の財産)へバトンが渡される、唯一の架け橋なのです。
だから、この仕訳を忘れると、いくら稼いでもB/Sの純資産は増えないままになってしまいます。