Step 6:商品券(自社商品券)
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「商品券」と聞いて、皆さんはどんな場面を思い浮かべますか?
おそらく「お祝いに商品券をもらった」「デパートで商品券を使って買い物をお得にした」といった、お客さん側の立場をイメージする方が多いはずです。
しかし、簿記3級で学ぶ「商品券」は視点が全く逆です。私たちは「自社の商品券を発行する(売る)お店側の立場」で処理を考えなければなりません。ここを最初に切り替えるのが、迷わないための最大のポイントです。
お店が自社の商品券をお客さんに販売したとき、レジには現金が入ってきます。しかし、この時点ではまだお店の棚から商品は減っていませんよね。
つまり、お店側から見た商品券、「先に現金を受け取り、将来お客さんに商品を引き渡す義務(約束)を背負ったチケット」なのです。
お金だけ先にもらって商品は後で渡すので、考え方は「前受金」と非常によく似ています。商品を渡すという「義務」を背負っている状態なので、簿記では商品券を「負債(債務)」として扱います。
【例題12】商品券を発行した場合
自社商品券30,000円分を現金で販売した。
現金は受け取りましたが、商品を渡していないので売上ではありません。「将来、商品を引き渡す義務」として「商品券(負債)」を貸方(右)に記録します。
【例題13】商品券が使われた場合
お客さんが商品券10,000円分を使って、商品を購入した。
お客さんが商品券をレジに出し、お店が商品を渡しました。ここでようやく「売上(収益)」が確定します。同時に、商品を渡すという義務を果たしたので、借方(左)に「商品券」を置いて負債を消滅させます。