簿記3級 決算・帳簿・財務諸表

貸借対照表の勘定式と報告式|左右と縦でどう読み方が変わる?

この記事の目次

まず、ここだけ押さえよう

貸借対照表の勘定式と報告式は、資産・負債・純資産の「並べ方」が違います。同じ会社・同じ時点なら、示す金額と関係は同じです。

貸借対照表(B/S)は、ある時点で会社に何があり、それをどのような資金でまかなっているかを示します。その内容を、左右で見せるのが勘定式、縦に並べるのが報告式です。

2つの形式で同じ内容を読む
形式並べ方読み取る関係
勘定式左に資産、右に負債と純資産。左の資産合計と、右の負債・純資産合計が一致する。
報告式上から資産、負債、純資産の順。縦に並んでいても、資産合計は負債と純資産の合計に等しい。

資産 = 負債 + 純資産

勘定式の左右は、会社の財産とその資金の関係を見やすくしたものです。報告式へ並べ替えても、このつながりは変わりません。形式の名前と一緒に、3つの要素がどこに置かれるかを押さえましょう。

詳しい解説

貸借対照表の勘定式と報告式

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step2.B/Sの構造(報告式と勘定式)
▼

表示方法-報告式と勘定式-

B/Sの表示方法(形式)は、大きく分けて2つあります。勘定式と報告式です。

勘定式:

今までTフォームで学んできた、おなじみの「左と右」に分ける形式です。
全体をパッと見て天秤のバランスを確認しやすいので、主にB/S(貸借対照表)でよく使われます。

報告式:

上から下へ、ズラズラと箇条書きで並べていく形式です。
資産、負債、純資産を上から順番に並べるため、B/Sの内訳を縦に追いやすくなります。

文だけだとイメージしづらいと思うので、ここからは一緒に図解で確認していきましょう。

勘定式
貸借対照表(勘定式・3級レベル) (単位:円) 資産の部 現金 ××× 売掛金 ××× 商品 ××× 備品 ××× 建物 ××× 資産合計 ××× 負債の部 買掛金 ××× 未払費用 ××× 長期借入金 ××× 負債合計 ××× 純資産の部 資本金 ××× 資本剰余金 ××× 利益剰余金 ××× 純資産合計 ××× 負債・純資産合計 ×××
報告式
貸借対照表(報告式・3級レベル) (単位:円) 資産の部 I 流動資産 ・現金 XXX ・売掛金 XXX ・商品 XXX II 固定資産 ・備品 XXX ・建物 XXX III 繰延資産 ・創立費 XXX 資産合計 XXX 負債の部 I 流動負債 ・買掛金 XXX ・未払費用 XXX II 固定負債 ・長期借入金 XXX 負債合計 XXX 純資産の部 I 株主資本 1 資本金 XXX 2 資本剰余金 (1)資本準備金 XXX 3 利益剰余金 (1)利益準備金 XXX (2)繰越利益剰余金 XXX 純資産合計 XXX

よくある質問

勘定式と報告式では、貸借対照表の金額も変わりますか?

同じ会社の同じ時点を示すなら、金額や資産・負債・純資産の関係は変わりません。左右に並べるか、縦に並べるかという表示の違いです。

勘定式では、左右に何を載せますか?

左に資産、右に負債と純資産を載せます。資産の合計と、負債・純資産の合計が一致する関係を、左右で確認できます。

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著者
effboki編集部
監修
effboki代表清水 和
更新日

この記事は、簿記3級・2級の学習者がつまずきやすいポイントを、教材設計と質問対応の観点から整理しています。