仕訳の実践 (Journal Entry Training)
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仕訳の実践 (Journal Entry Training)
簿記の5要素はT字勘定の左右で増減が決まります。B/SとP/Lの配置も一緒に確認しましょう。
- 現金
- ……
- 借入金
- ……
- 資本金
- ……
- 水道光熱費
- ……
- 売上
- ……
1. 導入(フック & Why)
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仕訳の仕組みについて、大体わかってきましたか?
ここからは、実際に手を動かして「仕訳の実践」を行ってみましょう。
具体的な取引のパターン(仕訳の種類)を分解し、
「現金100円借りてきた」➡「借方100、貸方100、現金と借入金が動く!」
という練習をどんどん積み上げていきます。
どんな取引があって、どんな取引の時どんな勘定科目が動くのか。
また、その勘定科目が属するグループによって、借方と貸方どちらに書けばいいのか。
これについて「センス」を磨いていきましょう。
センスは元からある物ではなく、ゼロから磨く物です。
これから皆さんがやるべきことは、小学1年生が計算ドリルをやったように、一つ一つの取引を分解し、「これは現金だ」「これは借方だ」と積み上げていくことだけです。
最初はゆっくりで大丈夫。数をこなせば、必ず「当たり前」になります。
一緒に頑張りましょう。
2. 全体像(俯瞰図・構造マップ)
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5つの勘定をT字勘定の形で並べ、増加する場所を色で示します。図そのものがT字勘定です。上段に資産・負債・純資産、下段に費用・収益を配置しています。
T字勘定の左右で「増加/減少」が決まります。
B/S・P/Lのホームポジション
- 現金
- ……
- 借入金
- ……
- 資本金
- ……
- 水道光熱費
- ……
- 売上
- ……
Step 1:資産(Assets)の取引
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0 今回使用する勘定科目一覧
Point:資産は「増加=左、減少=右」。
Point:負債は「増加=右、減少=左」。
Point:収益は「増加=右、減少=左」。
まずは「資産」です。ホームは左(借方)です。
資産が増えたら「左」、減ったら「右」に書きます。
1 現金を銀行に預け入れた
- 普通預金(資産)が増えた ➡ 資産の増加は左 ➡ 「普通預金のT字勘定の『左』に100と書きたい!」
- 現金(資産)が減った ➡ 資産の減少は右 ➡ 「現金のT字勘定の『右』に100と書きたい!」
2 商品を売って、ツケにした
- 売掛金(資産)が増えた ➡ 資産の増加は左 ➡ 「売掛金のT字勘定の『左』に100と書きたい!」
- 売上(収益)が発生した ➡ 収益の増加は右 ➡ 「売上のT字勘定の『右』に100と書きたい!」
3 土地を買った
- 土地(資産)を手に入れた(増えた) ➡ 資産の増加は左 ➡ 「土地のT字勘定の『左』に1,000と書きたい!」
- 現金(資産)が出ていった(減った) ➡ 資産の減少は右 ➡ 「現金のT字勘定の『右』に1,000と書きたい!」
4 他の会社にお金を貸した
- 貸付金(資産)が増えた ➡ 資産の増加は左 ➡ 「貸付金のT字勘定の『左』に100と書きたい!」
- 現金(資産)が出ていった(減った) ➡ 資産の減少は右 ➡ 「現金のT字勘定の『右』に100と書きたい!」
5 備品を買って、代金は後払いにした
- 備品(資産)を手に入れた(増えた) ➡ 資産の増加は左 ➡ 「備品のT字勘定の『左』に100と書きたい!」
- 未払金(負債)が増えた ➡ 負債の増加は右 ➡ 「未払金のT字勘定の『右』に100と書きたい!」
Step 2:負債(Liabilities)の取引
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0 今回使用する勘定科目一覧
Point:資産は「増加=左、減少=右」。
Point:負債は「増加=右、減少=左」。
Point:費用は「増加=左」。
次は「負債」です。ホームは右(貸方)です。
負債が増えたら「右」、減ったら(返したら)「左」に書きます。
1 銀行からお金を借りた
- 現金(資産)が増えた ➡ 資産の増加は左 ➡ 「現金のT字勘定の『左』に100と書きたい!」
- 借入金(負債)が増えた ➡ 負債の増加は右 ➡ 「借入金のT字勘定の『右』に100と書きたい!」
2 商品を仕入れて、ツケにした
- 仕入(費用)が発生した ➡ 費用の増加は左 ➡ 「仕入のT字勘定の『左』に100と書きたい!」
- 買掛金(負債)が増えた ➡ 負債の増加は右 ➡ 「買掛金のT字勘定の『右』に100と書きたい!」
3 借金を返済した
- 借入金(負債)が減った(消えた) ➡ 負債の減少は左 ➡ 「借入金のT字勘定の『左』に100と書きたい!」
- 現金(資産)が出ていった(減った) ➡ 資産の減少は右 ➡ 「現金のT字勘定の『右』に100と書きたい!」
5 買掛金を支払った
- 買掛金(負債)が減った(消えた) ➡ 負債の減少は左 ➡ 「買掛金のT字勘定の『左』に100と書きたい!」
- 現金(資産)が減った ➡ 資産の減少は右 ➡ 「現金のT字勘定の『右』に100と書きたい!」
Step 3:純資産(Net Assets)の取引
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0 今回使用する勘定科目一覧
Point:資産は「増加=左、減少=右」。
Point:純資産は「増加=右、減少=左」。
「純資産」です。ホームは右(貸方)です。
会社設立時や、利益が出た時に動きます。
1 会社を作った(元手を入れた)
- 普通預金(資産)が増えた ➡ 資産の増加は左 ➡ 「普通預金のT字勘定の『左』に1,000と書きたい!」
- 資本金(純資産)が増えた ➡ 純資産の増加は右 ➡ 「資本金のT字勘定の『右』に1,000と書きたい!」
2 増資をした(追加で元手を入れた)
- 現金(資産)が増えた ➡ 資産の増加は左 ➡ 「現金のT字勘定の『左』に1,000と書きたい!」
- 資本金(純資産)が増えた ➡ 純資産の増加は右 ➡ 「資本金のT字勘定の『右』に1,000と書きたい!」
Step 4:費用(Expenses)の取引
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0 今回使用する勘定科目一覧
Point:支払い手段で勘定が変わる。
Point:負債は「増加=右、減少=左」。
Point:費用は「増加=左」。後払いなら負債も立てる。
「費用」です。ホームは左(借方)です。
発生したら「左」に書きます。
1 家賃を払った
- 支払家賃(費用)が発生した ➡ 費用の増加は左 ➡ 「支払家賃のT字勘定の『左』に100と書きたい!」
- 現金(資産)が減った ➡ 資産の減少は右 ➡ 「現金のT字勘定の『右』に100と書きたい!」
2 従業員の給料を払った
- 給料(費用)が発生した ➡ 費用の増加は左 ➡ 「給料のT字勘定の『左』に100と書きたい!」
- 現金(資産)が減った ➡ 資産の減少は右 ➡ 「現金のT字勘定の『右』に100と書きたい!」
3 広告を出して代金は後払いにした
- 広告宣伝費(費用)が発生した ➡ 費用の増加は左 ➡ 「広告宣伝費のT字勘定の『左』に100と書きたい!」
- 未払金(負債)が増えた ➡ 負債の増加は右 ➡ 「未払金のT字勘定の『右』に100と書きたい!」
4 交通費を支払った
- 旅費交通費(費用)が発生した ➡ 費用の増加は左 ➡ 「旅費交通費のT字勘定の『左』に100と書きたい!」
- 現金(資産)が減った ➡ 資産の減少は右 ➡ 「現金のT字勘定の『右』に100と書きたい!」
5 借金の利息を払った
- 支払利息(費用)が発生した ➡ 費用の増加は左 ➡ 「支払利息のT字勘定の『左』に100と書きたい!」
- 普通預金(資産)が減った ➡ 資産の減少は右 ➡ 「普通預金のT字勘定の『右』に100と書きたい!」
Step 5:収益(Revenue)の取引
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0 今回使用する勘定科目一覧
Point:資産は「増加=左」。現金か売掛金かを整理。
Point:収益は「増加=右」。受け取り方法を確認。
最後は「収益」です。ホームは右(貸方)です。
発生したら「右」に書きます。
1 商品を現金で売った
- 現金(資産)が増えた ➡ 資産の増加は左 ➡ 「現金のT字勘定の『左』に100と書きたい!」
- 売上(収益)が発生した ➡ 収益の増加は右 ➡ 「売上のT字勘定の『右』に100と書きたい!」
2 商品を掛け(ツケ)で売った
- 売掛金(資産)が増えた ➡ 資産の増加は左 ➡ 「売掛金のT字勘定の『左』に100と書きたい!」
- 売上(収益)が発生した ➡ 収益の増加は右 ➡ 「売上のT字勘定の『右』に100と書きたい!」
3 仲介手数料を受け取った
- 現金(資産)が増えた ➡ 資産の増加は左 ➡ 「現金のT字勘定の『左』に100と書きたい!」
- 受取手数料(収益)が発生した ➡ 収益の増加は右 ➡ 「受取手数料のT字勘定の『右』に100と書きたい!」
4 預金の利息がついた
- 普通預金(資産)が増えた ➡ 資産の増加は左 ➡ 「普通預金のT字勘定の『左』に100と書きたい!」
- 受取利息(収益)が発生した ➡ 収益の増加は右 ➡ 「受取利息のT字勘定の『右』に100と書きたい!」
5 家賃を受け取った
- 現金(資産)が増えた ➡ 資産の増加は左 ➡ 「現金のT字勘定の『左』に100と書きたい!」
- 受取家賃(収益)が発生した ➡ 収益の増加は右 ➡ 「受取家賃のT字勘定の『右』に100と書きたい!」