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資産とは
資産の基本イメージ

簿記の世界で「資産(しさん)」と聞くと、現金や貯金のことだけをイメージしていませんか?
実は、簿記の資産はもっと広い意味を持っています。ひとことで言うと、資産とは将来、会社にお金を生み出してくれる力(価値)の集まりです。

現金・預金
すぐに使えるお金。もちろん資産です。
売掛金・貸付金
「あとで代金を受け取る権利」や「貸したお金を返してもらう権利」です。これらも資産になります。
建物・土地・備品
建物・土地:何十年もそこにあって、お店やオフィスとして活躍します。
備品(パソコンやレジ等):数年にわたって仕事で使い続けます。
初学者の「なぜ?」

Q. なぜ「売掛金」や「貸付金」まで資産と呼ぶの? 今、手元にお金はないのに?
A. 会社にとって、「今ある現金」や「目に見えるモノ」だけが財産ではありません。「将来、お金を受け取れることが確定している権利(約束)」も、会社にとっては立派なプラスの価値です。簿記では、こうした「目に見えない権利」も、これからお金を生むタネ(=資産)として扱うルールになっています。

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資産の分類① 流動資産と固定資産(一年基準)
2-1 一年基準の基本

資産はたくさんあるので、まずは「スピード(時間)」で2つのチームに分けます。
分ける基準はたったひとつ。「決算日の翌日から数えて、1年以内に現金化・消費されるかどうか?」です。これを一年基準(ワン・イヤー・ルール)と呼びます。

決算日の翌日から見て、1年以内に現金化・消費されるかどうかで「流動資産・固定資産」の二つに分類する

流動資産と固定資産

流動資産

決算日の翌日から見て、1年以内に現金化・消費される資産。

  • 現金・預金:すでに現金です。
  • 売掛金:数ヶ月後には現金として回収されます。
  • 商品:近いうちに売れて、現金や売掛金に変わります。
固定資産

決算日の翌日から見て、1年以内に現金化・消費されない資産。

長い期間にわたって会社の中で使い続ける資産です。売上を支える土台になります。

  • 建物・土地:何十年もそこにあって、お店やオフィスとして活躍します。
  • 備品(パソコンやレジ等):数年にわたって仕事で使い続けます。
分類 期間の目安 特徴とイメージ 具体例
流動資産 1年以内 姿をすぐ変える、回転が速い 現金
売掛金
商品
固定資産 1年超 長く使い続ける、売上の土台 建物
土地
備品
決算日 1年後 1年以内 1年を超える 現金化・消費される → 流動資産 使い続ける → 固定資産

図解:決算日の翌日から「1年以内なら流動資産」、「1年を超えるなら固定資産」です。

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この先では、例題・判断手順・演習を使って理解を完成させます。

  • 資産の分類② 貨幣性資産と費用性資産
  • その他の演習・確認問題